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サイコロを使ったゲームの歴史

サイコロゲームと聞いて何を思い浮かべますか?サイコロを振って誰が勝つかを決めたり、順番を決めたり、ストーリーの展開を決めたり…昔から家庭で、学校で、仲間内で、よく使われているサイコロ遊び。歴史はそれはそれは長いものになります。

ここではオンライン ゲーム カジノでも利用されているサイコロの歴史をご紹介!長きに渡るサイコロの秘密について迫っていきます。

サイコロの起源

サイコロの起源

サイコロ(ダイス)の起源は明らかではありません。サイコロは歴史の記録以前から存在していたと考えられており、もともと占いをするために発明されたと考えられています。サイコロの最古のものはイランとイラクのもので、紀元前3000年頃のもの。また、紀元前2000年頃のエジプトの墓にはサイコロが描かれています。

ギャンブル好きなローマ人の間ではサイコロゲームは大人気。初期のローマ人のサイコロは6面または20面で、20面体のものは紀元前2世紀のプトレマイオス朝エジプトにさかのぼります。

ギリシャ人もまた、サイコロゲームをこよなく愛していました。あるギリシャ神話では、ハデス、ポセイドン、ゼウスが地球の支配権を分けるためにサイコロを使ってギャンブルをしたといわれています。

サイコロの素材の移り変わり

サイコロの素材の移り変わり

現在使われているプラスチック製のサイコロが登場する以前には、羊や水牛などの足首の骨が使われていました。骨の四方に印をつけて未来を占う、なんていうこともしていたようです。

アステカやマヤなどの文化では小石や陶器、クルミの殻、桃の石などが使われていたんだとか。また、中国では紀元前600年に立方体のサイコロが発見されています。アメリカ先住民の文化では4面の棒状のサイコロをゲームに使っていたようで、ギリシャやローマでは、ブロンズ、オニキス、大理石、琥珀が利用されていました。

資料で見るサイコロの歴史

資料で見るサイコロの歴史

17世紀のオランダ絵画には酒を飲みながらサイコロゲームに興じる男たちが描かれています。この時代の兵士たちは、鉛のマスケット銃の弾を平らにしてサイコロを作ったり、木でサイコロを作ったりしていたようです。1623年に描かれた「賭博者たち」は、サイコロ遊びを楽しむ男たちを描いた有名な作品です。

兵士や水兵がサイコロ遊びをしていたことは、もっと以前にまでさかのぼることができます。例えば、1545年に沈没し、1982年にようやく引き揚げられた英国艦隊最大の船の一つであるメアリー・ローズ号の兵士や船員たちは、現在でも人気のあるバックギャモンやサイコロなどのさまざまなゲームをしていたことがわかっています。

ちなみに、ローマ人もギリシア人もサイコロの腕は確かで、ローマ皇帝はサイコロ賭博に没頭していたと言われています。イギリスではリチャード1世とジョン王が、特にギャンブルや賭け事に関わるサイコロゲームを楽しんでいたという記述があり、ヘンリー8世は悪名高いサイコロプレイヤーで、賭け勝負に負けて結局セント・ポール教会の鐘を失ったんだとか。

イギリスの初期の銅版画には、チップやサイコロで遊ぶ男たちが描かれており、当時、どれだけギャンブルが盛んであったのかということがうかがえます。

人気のサイコロゲーム(ダイスゲーム)

今日、サイコロゲームはオンラインカジノの主力ゲームとなっています。スマホでもパソコンでも気軽に遊べるサイコロゲームは世界中で大人気。それではサイコロを使った代表的なゲームを6種類ご紹介しましょう。

  • クラップス

    クラップス

    クラップスは、カジノのサイコロゲームの中で間違いなく「王様」です。日本では馴染みのない方が多いこのゲームですが、マスターするのは簡単。シューターが2つのサイコロを振って投げ、プレイヤーはそのサイコロの目が出るかどうか賭けるだけのシンプルな遊びです。床や歩道にしゃがんでプレイする本来のスタイルにちなんで、フランス語で「ヒキガエル」を意味する「crapaud」から「クラップス」という名前が生まれたと言われています。
  • シックボー

    シックボー

    シックボー(Sic bo)とは中国語で「サイコロのペア」という意味。3つのサイコロを使って遊びます。ルーレットのように複数の結果に賭けることができ、最もポピュラーなベット方法には「スモール」と「ビッグ」があります。スモールでは3つのサイコロの合計が4から10であることに賭け、ビッグでは11から17であることに賭けます。もともとはアジアで人気があり、アメリカのカジノには1980年代に入ってから登場しました。
  • クロンダイク

    クロンダイク

    クロンダイクでは5つのサイコロを使います。ディーラーが先にサイコロを振ってからプレイヤーがサイコロを振り、プレイヤーは自分の出目がディーラーの出目より高いか低いかを予想します。また、ペアを2つ出して「エースを2つ倒す」ことに賭けることも可能。引き分けはカジノの勝ちとなります。アメリカの西部開拓時代に流行したサイコロゲームです。
  • チャック・ア・ラック

    チャック・ア・ラック

    回転するケージの中に3つのサイコロが転がり、何個のサイコロが自分の選んだ数字になるかを賭けるゲームです。賭け方には数字ベット、ハイベット、ローベット、フィールドベット、ジャックポットベットなどがあります。非常にルールがシンプルなのでサイコロゲームの入門編としても最適。オーストラリア発祥のゲームとなります。
  • バンカ・フランチェスカ

    バンカ・フランチェスカ

    バカラによく似たゲームプレイですが、カードの代わりに3つのサイコロを使います。ビッグ、スモール、エースというの3つのベットエリアのいずれかに賭けて勝負。ペースの速いゲーム性で、ポルトガルのカジノで最も人気のあるゲームの一つとなっています。
  • ポーカーダイス

    ポーカーダイス

    6面にそれぞれトランプのエース、キング、クイーン、ジャック、10、9のマークがデザインされた特別なサイコロを5つ使ってプレイします。通常の6面サイコロでもプレイ可能。各プレイヤーは同じ金額を賭け、最も高いサイコロの組み合わせを出したプレイヤーが賞金を獲得します。19世紀後半から知られており、スペイン流、8面体のサイコロを使うなどのバリエーションがあります。

まとめ

サイコロは調べれば調べるほど歴史が古く、奥の深いツールである事がわかりますね。絵画や書物、果ては聖書にまで登場するサイコロ。ボードゲームから占い、ギャンブルに至るまで、世界中の文明に影響を与え続けています。

今日では、スマホやパソコンで気軽にサイコロを使って楽しいひとときを過ごす事が可能。気になったゲームがあったら、オンラインカジノで是非試してみてください!

2024年ベストカジノ

ハルト

著者: ハルト
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東京にある小さなアパートに住むヒキニート。めったに外には出ない。長年の引きこもり生活でプロのゲーマーと化した彼は、圧倒的な洞察力と分析力でオンラインカジノで次々と勝利を手にしている。あらゆる仕組みを極限まで突き詰める、他の追随を許さないギャンブルの達人である。

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